あばら骨が痛む原因

あばら骨のレントゲン写真

あばら骨が痛む原因はいくつかあります。
■末梢神経の異常からくる痛み
■外圧や衝撃による骨の異常変形等
■呼吸器官の異常による痛み
■心筋の異常による痛み
等など

ご存知の通り、あばら骨は肋骨のことを肋骨ということもあります。
あばら骨が痛くなる場合、この肋骨そのものの異常が原因で痛いと感じる場合と、肋骨を取り巻く内蔵や神経の異常が原因で痛いと感じる場合があります。

つまり、「あばら骨が痛い!!」と言ってもその原因は非常にさまざまであるということです。

ですが、症状としては痛みの強弱はあるもののそれほど大差がなく、原因がわかりにくいものであるのも特徴です。

あばら骨に痛みが生じるという原因については色々ありますが、考えられる原因とその痛みが起こった要因などの例を挙げ、あばら骨の痛みを探り解決方法を紹介します。

症状と治療法

あばら骨が痛む根源別にその特徴や原因、症状、治療法を紹介します。

肋間神経痛(末梢神経の異常からくる痛み)

この肋骨とはあばら骨のことを指しており、『あばら骨の間の神経が痛くなる』という症状をいいます。

特徴
人はあばら骨に沿っていくつもの神経が通っていますが、この神経に突然異常が発生し、刺されたような強い痛みを覚えるのが特徴です。
痛みが誘発されるのは、大きく深呼吸をしたときや咳き込んだときなどです。通常は数秒で痛みは治まります。

原因
帯状疱疹が原因であったり、心臓や肺などの内臓疾患が原因であることもありますが、多くの場合は原因不明で突発的に痛みが襲ってきます。原因不明の突発的な肋間神経痛は中年以降の方に多いですが、幼少期でも起こるます。

治療法
通常は数秒で痛みは治まります。ただし、痛みが治まらない、あるいは痛みが治まってもすぐに痛みがぶり返すというのであればその他の原因が考えられますので、病院に行かれることをお勧めします。

あばら骨の骨折・ひび(外圧や衝撃による骨の異常による痛み)

『あばら骨そのものが痛い』という症状をいいます。正しくは、あばら骨がいびつになることで、その周りの神経を刺激して痛みを伴うのです。

特徴
鈍い痛みが続くことが多いですが、まったく痛みがないこともあります。しかし深呼吸や激しい運動をすることで痛みが生じることがあります。
骨折の場合はレントゲンで発見できることがありますが、ひびの場合はレントゲンで発見されないこともあります。

原因
あばら骨に強い衝撃を受けることでヒビが入ったり骨折したりすることによって痛みが生じます。胸を強打したさい、最初はヒビが入っていた程度だったのが、その後に激しい運動や動きをすることによって骨折に発展することがあります。

治療法
骨折することで骨が肺や心臓へ突き刺さるということがありますが、これ以外であるならば、よほどヒドイ折れ方をしていない限りあばら骨を圧迫しつつ胸部を固定するという方法が取られます。
なお、ヒビが入った程度なら胸部を固定することで一ヶ月程度で治ります。

その他(呼吸器・心臓・肺などの異常による痛み)

『あばら骨のまわりの内臓疾患により痛い』という症状です。呼吸器・心臓・肺などの内臓疾患が原因ですので、その痛みの根源は各部位の疾患により異なります。

特徴
肋間神経痛でもなくあばら骨を強打した覚えもない。でもあばら骨付近の痛みが断続的・間断的に続きます。風邪を引いたときなどに起こることが多いです。

原因
風邪のウィルスなどによる呼吸器系の炎症がおこることが原因であったりしますが、詳しい原因はそれぞれの疾患により異なります。

治療法
それぞれの疾患により治療法が異なります。「あばら骨が痛くなる理由が見当たらない」という人は病院で診てもらうようにしましょう。特に胸に疾患を持っている人などは、その痛みがあばら骨の痛みではなく心臓疾患からくる痛みである場合がありますので、すぐに病院で診てもらいましょう。

「あばら骨が痛い!」原因の見分け方

あばら骨は、例え骨折をしても周りの神経を圧迫しない折れ方をしている場合は、そんなに痛まないこともあります。ヒビが入っていたり骨折していることに本人が気が付いてなかったり、「折れてたんだけどいつのまにか完治していた」ということもあります。

逆に言えば、ひびが入っているのを知らないで無理な動きをしたことで複雑骨折してしまったということもあります。
さらに、一時的な神経痛だと放っておいたが、実は内臓疾患から来る痛みだったということもあります。

見分け方の目安ですが、
■肋間神経痛などの一時的な場合は、その痛みは数秒から数分程度で収まります。
■疾患からくる痛みの場合は、断続的にその痛みが続くことが多いです。
■ヒビや骨折の場合は、痛みのある部分を押すと痛みがひどくなったり、間断なく痛みが続くことが多いです。

痛みが続くようなら掛かりつけのお医者様に診てもらうようにしましょう。ちなみに、あばら骨のひびや骨折の場合、部位や角度によってはレントゲンに写らない事があります。

問診が診断の重要な決め手にもなりますので、痛みが発生した日から遡って約三日前くらいからの行動を思い出し、手帳に書き記しておくと良いでしょう。

このページの先頭へ