角質の異常あれこれ

ここでは角質が具体的にどのような異常を起こすのかについて、体の部位別にまとめています。

足の裏の角質異常

足の裏の角質異常として代表的なものが魚の目です。魚の目に似ていることから付けられた名称です。

角質は外からの刺激に対してバリヤーの役目を果たすのですが、紫外線や有害物質からの防御だけでなく、圧力などの物理的刺激に対しての防御にも働きます。

体の外からの圧力が高い部分に位置してる皮膚の基底層は、圧力から身を守るために、皮膚の角質生成を速めようと働きます。

ですが、足の裏の一部分だけの皮膚が固くなると、歩くときの圧力はその固くなった部分に集中してしまいます。

そうなると、その固くなった部分の基底層は、ますます皮膚の角質生成速度を速めてしまい、負のスパイラルに陥ってしまうのです。

これが魚の目の原因です。

ヒールを履いている女性や、重心が足の指の方にずれている人に見られる症状です。

かかとの角質異常

かかとの角質異常の原因の一つに、歩くときの重心のズレが関係していることがあります。

足の一部分(この場合かかと)に重心が置かれることによって、その部分の基底層は皮膚の角質生成を早めようと働くのです。

かかとの角質異常の場合、魚の目のような狭い範囲ではないので痛みが生じにくいのですが、あまりにもひどいと古い角質がデコボコに固まって真皮を刺激し、痛みが発生する場合があります。

また、ガサガサのかかとでストッキングに伝線が入ってしまったという女性も大変多くいらっしゃいます。

痛みは感じないまでも、左右どちらかのかかとの角質だけが異常に硬質化してしまうと、体の重心がズレて骨盤変形などの弊害を起こしてしまうこともあるようです。

顔の角質異常

顔の場合、角質が硬質化して異常が発生するということはあまり聞きません。

それよりも、角質が毛穴に詰まって皮脂の分泌を妨げたり、角質が毛穴に蓋をする(=角栓)ことで汚れを毛穴の中に閉じ込めてしまうことにより炎症を起こすということがよくあります。

ニキビや吹き出物と呼ばれるものには、角質が原因で発生したものが少なくありません。

また、顔に残った汗や化粧が角質にこびりつき、細菌を発生させることあります。

皮脂の分泌が多い人は古い角質も落ちにくいですので、注意する必要があります。

背中の角質異常

背中の場合も角質の硬質化による異常というのは少ないようです。

顔の場合と同じで、古い角質が汚れや毛穴に作用して肌トラブルを起こすことが多いようです。

背中に汗をよくかく人の中には、背中の角質除去が不十分であることが原因で炎症をおこす場合があります。

この場合も、背中の毛穴の中や毛穴の入口に角質が詰まることが原因になっています。

背中よりも顔の方が皮脂の分泌が盛んなことが多いため、ニキビなどの炎症は顔にできやすいものですが、背中も意外と皮脂が多く、特に汗をかく夏場などは、背中の皮脂分泌があまりない方でもニキビができてしまうということがあるようです。


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