迷路絵本

迷路絵本はPHP研究所が出版した迷路型絵本です。迷路型と言っても、ただ単に迷路だけが載っている絵本ではなく、絵本の題名のコンセプトに合った迷路が描かれており、隠し絵やクイズ形式で迷路を進んで行くため、そのコンセプトにちなんだ知識を得ることができる非常に優れた教材絵本です。

迷路については歴史考証イラストの専門家であり、また日本画家でもある香川元太郎(かがわげんたろう)氏が手掛けているため、ものすごく綺麗に描かれています。迷路絵本は迷路を通して知識を得ることができるだけでなく、絵を見て楽しむということもできるのです。

探究心・好奇心など、子供の意欲を満足させながらいろいろな知識を吸収することができる秀逸な娯楽教材と言えます。

子供と一緒に迷路絵本に挑戦することで、親子の対話や協力することの大切さを覚えていけるのもこの絵本のすごいところです。



また、一度迷路を解いたら今度は「難しい迷路」に挑戦することもできます。「難しい迷路」とは、例えば『階段を使わずに迷路を解く』など、普通の迷路の道順に制限をかけることでより難しくなっている迷路です。

各巻の最後には
■迷路の答え
■難しい迷路の答え
■クイズの答
■隠し絵の答
■各ページの解説や豆知識

などが書いてあります。

この解説や豆知識が迷路を進むときの答えのヒントになっているということもあります。『一回やったら終わり!』という本ではなく、何度も何度も繰り返し遊べる本という印象を受けますね。

お子さんよりもパパやママがハマルということも多々あるらしいですよ~^^;

パパやママと一緒に、いざ!冒険の旅へ出発~!!

迷路絵本各巻の紹介

■時の迷路(2005年4月に発刊)

時の迷路の内容は、現代からはじまり、各時代を探検しながら時の石を集め時の回廊へと進み現代を目指す内容です。

各時代には隠し絵やクイズがあり、それを発見・正解することで先に進んで行くというものです。

舞台は現代⇒恐竜時代⇒氷河時代⇒縄文時代⇒弥生時代⇒古墳時代⇒奈良時代⇒平安時代⇒鎌倉時代⇒戦国時代⇒江戸時代⇒時の回廊

となっています。

冒険感覚で迷路を進んでいくため非常に面白いですし、隠し絵やクイズがあるため、時代時代の背景や印象を掴むことができます。

■文明の迷路(2006年1月に発刊)

文明の迷路の内容は現代の森の遺跡からはじまります。森の遺跡から時空を超えて、歴史上に存在した有名な文明遺跡を探検します。

舞台は現代の森の遺跡⇒エジプト文明⇒メソポタミア文明⇒インド文明⇒中国文明⇒エーゲ・ギリシア文明⇒ローマ文明⇒ケルト文明⇒南太平洋文明⇒マヤ文明⇒インカ文明⇒アトランティス⇒もう一度時空の旅

となっています。

各文明で有名な出来事をクイズ形式で知ることができ、各文明に関連のある隠し絵などで文明の背景や印象を掴むことができます。

世界的に有名な文明を『ただ聴いた知識』としてではなく、『読み解きながら触れる』ことでより一層の理解が深まります。

■自然遺産の迷路(2006年12月に発刊)

自然遺産の迷路は時代ではなく現代を旅する迷路絵本です。

舞台は屋久島⇒九寨溝⇒ンゴロンゴロ⇒メッセル・ピット⇒カナディアン・ロッキー⇒グランド・キャニオン⇒マヌー⇒イグアス⇒ガラパゴス⇒ハワイ⇒グレート・バリア・リーフ⇒ひみつ基地⇒まだまだ自然遺産のピンチ

となっています。

世界の自然遺産を迷路を通して意識することで、世界に目を向けた考え方がお子様に芽生えるかも??

■進化の迷路(2007年8月に発刊)

進化の迷路は生命の進化にコンセプトを合わせた絵本です。最初の舞台は研究所。盗まれたディスクを追い求め太古の時代を冒険していきます。

舞台は三葉虫の入り江(カンブリア紀・オルドビス紀)⇒魚たちの海(シルル紀・デボン紀)⇒巨大シダの沼(石炭紀・ペルム紀)⇒爬虫類の森(三畳紀)⇒恐竜の平原(ジュラ紀)⇒花と恐竜の谷(白亜紀)⇒巨大生物の海(ジュラ紀・白亜紀)⇒ほ乳類の丘(第三紀)⇒けものたちの高原(第四紀)⇒「原人の洞窟」⇒「進化の木」⇒「進化の島の謎をさぐれ」

という順番で進みます。

迷路を通して生物の進化を目で追うことができます。

■伝説の迷路(2008年3月に発刊)

伝説の迷路は、数々の伝説にスポットを当てた絵本になっています。

最初は図書館から始まり⇒ヤマタノオロチ(日本神話)⇒西遊記(中国の物語)⇒七夕(中国の伝説)⇒ラーマーヤナ(インドの伝説)⇒アラジンと魔法のランプ(アラビアの伝説)⇒バベルの塔(旧約聖書)⇒ユグドラシル(北欧神話)⇒円卓の騎士(イギリスの伝説)⇒ロビン・フッド(イギリスの伝説)⇒オデッセイ(ギリシアの伝説)⇒ラビリンス(ギリシアの伝説)⇒もう一度伝説の世界へ

と続きます。

知っているようであまり知らない有名な伝説。この絵本を通して各伝説の背景や内容を知り、さらに詳しい書物を読んであげるとお子さんも大変喜ぶことでしょう。

■続・時の迷路(2009年3月に発刊)

歴史を舞台にした時の迷路の続編です。近代史が中心になっています。

最初は旅立ちの公園⇒黒船⇒文明開化⇒明治時代の小学校⇒絹糸の村⇒銅山⇒大正の博覧会⇒戦争⇒焼け跡の町⇒昭和の横丁⇒豊かな社会⇒未来の博物館

と続きます。

続・時の迷路は江戸時代のペリー来航に始まり明治時代、大正時代、そして戦争を経て昭和、現代と歴史の流れがわかります。視覚で時代を捉えることで、さらに歴史への理解が深まることでしょう。

■昆虫の迷路(2010年4月に発刊)

昆虫の迷路では昆虫の生態を学ぶことができます。虫穴に逃げた犬を追いかけて、冒険の世界に出発です!

てんとう虫の庭⇒セミの木⇒クワガタムシの林⇒ホタルの夜⇒トンボの川⇒ゲンゴロウの池⇒カマキリの草むら⇒スズムシの夕暮れ⇒昆虫の党

と続きます。

昆虫の生息場所や昆虫の生態、名前などを学ぶことができます。いろいろな昆虫に好奇心を持つことで、生物について興味を持ってくれることでしょう。

■宇宙の迷路(20011年7月に発刊)

宇宙の迷路はその名の通り宇宙を舞台にした迷路絵本です。

最初は宇宙基地、その後⇒春と夏の星座⇒秋と冬の星座⇒宇宙ステーション⇒月の世界⇒太陽系⇒もえる太陽⇒火星探険⇒土星のリング⇒星の一生⇒はるかな銀河⇒謎の惑星

と続きます。

春・夏・秋・冬の星座を始め、太陽系惑星などを学ぶことができます。夜にお子様が星の眺めながら星座の名前を教えてくれるようになるかも♪また、宇宙の迷路では日本人飛行士などの似顔絵も登場します。

迷路絵本を購入した感想

「子供のイメージ教育にピッタリかも。」というのが私が実際に使ったときに感じた感想です。

学校の授業で「○○時代に○○があった。」とか「○○文明は紀元前○○年です。」と先生に言われたとき、イメージできるものがあるのと無いのとでは関心度がまるで違います。

小学校低学年が対象となってますので歴史の勉強をするのは大分先のことですが、小さい頃に覚えたイメージってなかなか忘れないもの。特に自分から進んで追求していった物事はかなり覚えているものです。

迷路絵本は子供の現在と将来の勉強への手助けになる娯楽教材だと思います^^


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