モンクレールとビームス

モンクレールとビームスについて、コラボをするまでのそれぞれの成り立ちを紹介します。

モンクレールについて

モンクレールの原型は1952年、フランスの郊外の村から生まれた会社です。当初は登山家のためのアウトドア製品を作っていた会社ですが、会社の工場で働く工員の防寒具を作成したのがダウンジャケット作製の始まりと言われています。

このダウンジャケットが世界的に有名になったきっかけが、後にヒマラヤ登頂に成功するリオネル・テレイという登山家との出会いです。

リオネル・テレイを招聘し登山家のための軽量で防寒性の高いダウンジャケットの研究を進めた結果、世界の登山家から絶賛の支持を得る程のダウンジャケットの開発に成功しました。

その後、品質を高め有名なスキーヤーやモンクレールのダウンジャケットを着用するようになり、パリのセレクトショップなどで販売されるようになりました。

この辺りからデザイン性の高いものも販売されるようになりました。特にモードファッションに力を入れたため、モード系を好む上流階級の人々のダウンジャケットとして名前が浸透していくようになったのです。

品質や知名度が徐々に広まっていくなか、著名人や有名人がモンクレールのダウンジャケットを愛用するようになり、全世界でモンクレールの人気が爆発的に広まるようになったのです。

ビームスについて

ビームスは1976年に一つのショップとして日本で誕生しました。ビームスのコンセプトは「時代を敏感に冷静に見ながら新しいライフスタイルを生み出す原動となる」ということです。

ビームスが流行し始めたのがちょうどモードが流行り始めたときです。ただ流行に流されるのではなく、落ち着いた印象でしかもデザイン性や流行を兼ね備えているというのが若い世代に受け、そこからビームスの名前が全国に広まるようになったのです。

しかし、その後ファッションの多様性の波の中で、ビームスブランドの持つイメージが徐々に変化していきました。落ち着いた印象というビームス特有のブランド色を残しつつ、多様化していくファッションを取り入れてきたため、『これぞビームス!』という決定的なブランディング効果が薄れつつあります。

「時代に敏感に冷静に見ながら新しいライフスタイルを生み出す」というコンセプトを忠実に守っているとも取れますが、一つに縛られない自由性はブランドの核を危うくすることにも繋がります。

今でも有名ブランドの一つとして名を連ねるビームスですが、他を圧倒するブランディングを持たないままでいるせいか、新しい魅力を持つ他のブランドの出現に一抹の不安を覚えるブランドという印象も受けます。

モンクレールとビームスの共通点

モンクレールもビームスもその原点はモードファッションにあります。モンクレールはいまやダウンジャケットブランドを代表するブランドとなりましたが、日本での知名度や入手のしやすさから言えばビームスには及びません。

またビームスの原点もモードファッションです。最近多様化してきた印象を受けるとは言えまだまだ新参のブランドに追い越されるブランドではありません。また、もともとがショップとして始まったビームスがここまでのブランドになったのは、セレクトショップで販売するという形態を取っていた事があったからです。

ビームスの知名度が正規販売店を持たない時代であっても高かったのは、いろいろな場所で目にすることができたということ事実があるからです。

このおかげで今はビームスの販売店は全国に展開しています。

モンクレールはダウンジャケットのブランドとして名を馳せるようになってから、そのデザイン性やファッション性は最新のものを取り入れています。

ビームスのコンセプトも「冷静に」ではありますが、「敏感に新しいライフスタイルを生み出す」というものです。

モードファッションを基点に展開し、常に新しい時代の流行を取り入れるという部分では同じです。モンクレール側としてはビームスのブランド力と知名度をあげたマーケティングを望み、ビームス側としては現在の流行であるダウンジャケットを望んだのでしょう。

こうしてモンクレールとビームスのコラボが生まれたのではないでしょうか。


モンクレールとビームスのジャケットの特徴

モンクレールやビームスではそれぞれダウンジャケットを扱っています。ですが、モンクレールとビームスがコラボすることにより新しい強固なブランディングが生まれました。

また、モンクレールは毎年新作を発表しますし、ビームスとのコラボ限定ダウンジャケットも発売されるようになり、お互いの知名度はより高いものになりました。

ただ、コラボ限定ダウンジャケットと言ってもビームスの店でしか買えないというだけで、そのデザインはモンクレール色がとても強いです。モードファッションを原点とするビームスですが、モンクレールコラボダウンジャケットに関してはダウンのシルエットに若干その雰囲気を残すだけで、ビームス色はかなり薄いものとなっています。

とはいうものの、カラーやデザインなどは独特なものが多いため、その希少性が話題を呼びモンクレールとビームスのコラボダウンジャケットはとても高い評価を受けています。

ちなみにモンクレールのダウンジャケットは最高品質のグースの産毛を使用しています。量が取れるものではないため原材料に希少性があり、そのためとても高い価格設定がされています。

保温性は抜群でとても軽いのが特徴です。

ブランディングを好むなら、モンクレールとビームスのダブルブランドのダウンジャケットをお勧めします。

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