小児糖尿病の合併症

小児糖尿病に限らないことですが、糖尿病で一番怖いのが合併症です。

糖尿病合併症のうち特に有名なのが

■糖尿病網膜症
■糖尿病腎症
■糖尿病神経障害

です。これらの合併症は糖尿病になった後数年で発症しやすくなるものですが、早めに糖尿病について治療を施していればかからないものです。

糖尿病は自覚症状がなく、あったとしても『実害がないから・・・』とそのままにしてしまう傾向があります。

特に小児糖尿病は劇的な症状がでたあとに気付くことが多いため、できれば普段から信頼できる掛かり付けの医者を持ち、何かおかしな症状があれば素人判断で放置せず検査してもらうようにしましょう。また、毎年定期的に健康診断をしてもらうことをお勧めします。

学校でも健康診断が行われますが、診断方法についてはかなり適当なところが多いので、余裕があれば個人で診断をするようにしたほうがいいです。


小児糖尿病の思春期の心のケアと周囲の理解

1型の小児糖尿病は毎食時のインスリン注射が不可欠です。つまり学校でも昼食後はインスリンの注射を受けなければなりません。

また、間の悪いことに糖尿病は昔は『成人病』と言われ、生活習慣の悪い人がかかる疾患だと言われていました。

1型糖尿病は生活習慣が原因でかかる疾患ではありませんので、本来なら卑下されるようなものではありません。2型糖尿病にしても、遺伝が原因であることもありますから、ほかの人と同じような食事内容でも糖尿病になってしまう方もいらっしゃるのです。

しかし従来の名残が残っているせいか、児童の間はおろか大人の間でも間違った認識がなされていることがあります。

まずは小児糖尿病になった子供の周りの大人が正しい知識を得、その知識を子供たちに伝えていくようにすることが先決です。

小児糖尿病になった子供のクラスメイトにも正しい知識を持って接してもらえるよう先生に働きかけることも大事ですし、インスリン注射に関しても担任や保健の先生など、大人の監督の下行えるように環境を整えていくことも大事です。最近では5mm針を使ったペン型のインスリン注射器もあり、ほとんど無痛で注射できます。


小児糖尿病のサマーキャンプ

小児糖尿病は一生インスリン注射と向き合って暮らさなければならないものです。しかも遠足や体育など、エネルギーを大量に消耗する行事への参加には大きな不安が付きまといます。なぜならエネルギー不足による低血糖を引き起こしやすく、そのため倒れたりひどい場合には昏睡状態に陥ったりします。

また、空腹時には急激な血糖値上昇を避けるために食事を大量に摂取することもままなりません。こういった行為は発育時の子供には大きなストレスになり、保護者の方の過保護にもつながります。

このような事態を少しでも緩和するため、全国では小児糖尿病の方やご家族の方のために、サマーキャンプやファミリーキャンプがコミュニティ学習会が催されています。

糖尿病がどういった病気なのか。

糖尿病とどうやって付き合っていけばいいのか。

誰もこの辛さをわかってくれないのか。

など、このような悩みを持っているお子様や保護者の方、先生の方たちを療育するための学習会がサマーキャンプやファミリーキャンプです。

同じ環境の方々と接することで小児糖尿病ともっと前向きに付き合うことができます。

学習会の参加方法や日時・条件などについては地域で異なりますので、掛かり付けの医師にお尋ねになられれば紹介してくれます。

もう1人で悩まないでくださいね!


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