低カロリーダイエット成功と失敗の分岐点のポイント

ダイエットは、摂取カロリーが消費カロリーよりも低くなるように調整することを言いますが、NHKの試してガッテンで紹介された低カロリーダイエットは、従来のダイエットの常識に加えてさらに重要な点である『体のメカニズム』にも着目したダイエット方法です。

少し難しい話もしますが、低カロリーダイエットをする上で絶対に忘れてはならないポイントですので是非理解してください。



脳のメカニズム

脳は体の生命維持を図るために様々な命令を出す司令塔です。

暑ければ汗をかきます。寒ければ震えることで熱を発生させます。危険が迫れば通常以上に注意深くなります。

これはすべて脳が出す命令に体が反応しているからです。

これらは生体維持機能の一つの表れです。

脳は、生きていくために体の機能を常に安全な状態に保つ防衛本能が備わっているのです。

この生体維持機能は、低カロリーダイエットのみならず、ずべてのダイエットに深く関係しています。


消化のメカニズム

エネルギーを作る出すためには、食べたものを消化・分解するという過程が絶対に必要です。

人間の活動エネルギーとなるものは炭水化物:タンパク質:脂質ですが、これらの栄養素(三大栄養素という)の消化のメカニズムにもダイエット成功のカギが含まれています。



さて、この二つのメカニズムのうち、三大栄養素と脳の生体維持機能が低カロリーダイエットに関係するのです。

脳はいろいろな命令を出す司令塔です。命令を出すためにはエネルギーが必要です。

エネルギー発生の源となるのが三大栄養素。

でも、脳が働くために重要なものは三大栄養素のうちの一つ、炭水化物だけなのです。

炭水化物は消化・分解されると糖質というものに変わります。この糖質が脳のエネルギー源となります。この糖質が不足すると、脳は『栄養補給をしろ!!』と体に指令を発します。

しかし、栄養を欲する脳の指令を長い間無視し続けると、脳は『緊急事態!!』と認識してしまい、体の生体機能を守るための戒厳令を出します

戒厳令の具体的な内容としては・・・

■摂取されるエネルギーは余すことなく吸収しろ!
■無駄にエネルギーを使うな!

という二点です

摂取されるエネルギーを余すことなく吸収するということは、食べたものすべてのエネルギーを体に蓄えるということです。

また、無駄にエネルギーを使うなということは、体の温度を低くしたり筋肉量を減少させることで余分なエネルギー使用を控えるということです。

つまり、炭水化物(=糖質)の摂取量が少なくなると、脳は体の生命維持に備えてエネルギーを蓄える体質に変化していくのです。

また、一度体質が変化してしまうと、脳はなかなか緊急事態を解除しようとしません。

これが痩せにくい体質への変化です。


注意:

脳のエネルギーは通常は炭水化物(=糖質)だけです。しかし、糖質が長い間摂取されない場合は、脂質やタンパク質もエネルギーとして使用します。ただ、あくまで緊急時の代替的なエネルギーとして使用されるだけです。

脂質やタンパク質が脳のエネルギーとして使用されているということは、脳はすでに「緊急事態!」の命令を体に出していることは覚えておきましょう!


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